続きでございます・・・・。
「なにさ。正義の権化ぶっちゃって。君だっていろいろやらかしてんだろ?」
ロキはまるで子供のように口を尖らせながら言った。
トールは、猪突猛進のタイプなので一回何かに夢中になるとほかのことが見えなくなる癖があるのだ。
「なんだよ。意図的にやってるお前のほうが悪いだろ。」
トールも負けじと言い返すが彼の頭ではロキに適いっこないのであきらめた。
「まぁ、いいや。1000ツェル得したしな。」
「え?あれ公平な取引じゃなっかたのか?!」
トールが目を見開いてロキに尋ねる。
「うん。だって僕は昨日2000ツェル盗ったからね。」
平然と言ってのけるロキ。どうやらロキは巧みに言い負かしたようだ。
「おっ前なぁ・・・・。」
半ばあきれつつ腐れ縁の友を見るトール。
「よくもぬけぬけと・・。神のくせにな。」
「なにさ。神のくせに建物破壊しまくってんのは誰だよ・・・。」
わざとらしく肩をすくめて見せるロキ。この男、かなりの道化師らしい・・・・・。
*Ⅰ.神界の道化師 *
とりあえず、コレで一話完・・・。コメントよろしくです~~ww。